とあるお坊さんの日常

ヒヨッコお坊さんの日常を書いていきます

三日坊主

こんにちは、ふにょふにょです

ブログを初めて三日目ですね

三日目ということでタイトルは三日坊主でございます

 

誰しもが言われた事があるだろう、この言葉

無論私も子供のころ結構言われておりました

 

成長してから思うことなんですけど・・・

 

人は誰しも三日坊主なんじゃないか

仕事柄、お話をしていると

色んなことを始めてみました

でも続きませんでしたって話はよく聞くんですが

これって、悪いことなのだろうかと疑問に思いました

 

何かを継続する力があるのは素晴らしいことです

そこは否定しません

ですが、続けたいと思わないのに続けても苦痛なのでは思うわけです

 

修行中の話ですが、修行中って毎日同じことの繰り返しなんですよね

一連の流れとして

 

AM) 4:00 起きる

     4:15 坐禅

     5:15 朝のお勤め

     6:30 朝の集まり

     7:30位 朝食→掃除(雑巾がけ1kmくらい)

          9:00 業務開始(境内の掃除かお参りの供養)

       11:30 昼食→掃除(雑巾がけ1kmくらい)

PM )13:00 業務開始(境内の掃除かお参りの供養)

          15:00 過ぎ(境内の掃除か夕食まで空き時間)

     16:45 夕食→入浴

          18:30 坐禅(1時間か2時間)

     21:00 就寝

 

私が一年目の頃の流れはこんな感じです

勿論、役割等々で流れが変動しますが

基本的にはこういう流れでした

 

正直なところ

めんどくさかった

 

しかし、やってる最中この言葉が頭から離れません

 

俺はいったい何をしているんだろう( ^ω^)・・・

 

あり得んほど早く起きて、座禅してたら肩ぶったたかれて

朝のお勤めは眠くて頭が動くと目を付けられ

朝の集まりではことごとく正座のまま文句を言われ

ご飯も上の人ペースに合わせ

急いで食べれば怒られ

ゆっくり食べれば怒られ

掃除も早くやれば雑だと怒られ

ゆっくりやれば遅いと怒られ

法要も失敗すれば怒られ

勉強するため遅くまで起きてると早く寝ろと怒られ

 

あれ?何しても怒られてるぞ・・・?

いや、褒められるためにやってるわけではないんですけどね

自分が何者かがわからなくなりました

ましてや毎日毎日おんなじことの繰り返し

 人間ある程度の刺激がある方がいいんだなぁってつくづく思った日々でした

 

続けたくないけど続けなくてはいけないって話だったんですが、

苦痛でした

何より飽きます

しかし、人間不思議なもんで空きすぎるとどうすれば楽しくなるのか考えます

正直、情報などが閉鎖されすぎて面白いことがないので、

どうでもいいことを面白くするしかなくなります

精神的三日坊主の繰り返しですね

やめられないから行動的な意味はまたあれでしょうけど

 

雑巾がけで競争したり

先輩にばれないギリギリのラインで座禅中寝てみたり(おい

 

流石にサボるとかその辺はできませんでした

やる前提での変な楽しみみたいなところです

 

 

 

 

世の中自由です

本当に帰ってきて思いました

縛り何ぞ大体自分で作ってるもんです

最初から自由なんだなって思います

自由であふれてます

やるもよし、やらぬもまたよし

三日坊主の積み重ねが、本当にやりたいことに出会う近道だと思います

帰ってきてやれることがありすぎて、迷うくらいでした

選択肢があることも、ありがたいことだ

三日坊主万歳\(^o^)/

 

今日の一字

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人は迷って選択して成長するんですぜ

 

花まつり・・・

こんにちは、ふにょふにょです

今日は天気が良いですね

やっと春らしさが出てきたというところでしょうか

 

さてさて、本日はこれ

花まつり

花まつりとは何ぞやという方おられると思います

キリスト教でいう

「クリスマス」

あ~、、勝負になる気がしない

 

お釈迦様が生まれたのをお祝いする日です

降誕会とも灌仏会ともいわれます

 

かくいう私も、勉強するまでは知らなかった

お寺生まれ人間あるあるですけど、

意外とちゃんと学ぶまでは何にも知らないことが殆どです

 

花まつりって何するの?

ケーキとか食べるの?

朝起きたら枕元に戒名でもプレゼントされてるの?

そんなことはありません

 

 

実際やることといえば

・お釈迦様に対してお供物をささげてお経を読みます

・お釈迦様の像に対して甘茶をかけます

 

え?それだけ?

ケーキは?チキンは?シャンパンは?

楽しいかと言われたら・・・・ねぇ?

正直思ったことは

 

地味・・・

 

メジャーでないのはそれ故なのでしょう

そこは否定できません

供養も供養でございます

 

きらびやかな印象のクリスマスとは雲泥の差

もう、「Christmas」って英字にするだけでお洒落

無理くり「HA☆NA☆MA☆TSU☆RI」とかやってみるたけど

ダメですね

 

ごめんなさい、お釈迦様

 

でも、供養することに目を向けているからこそ、

この形なんじゃないかとも考えてます

 

華やかではないですけど、おごそかです

心は弾みませんが、落ち着きます

 

お釈迦様は当たり前のことしか言わないそうです

生まれたら死ぬし、腹が減れば食べるし

心のありようを説いた人です

 

 

何かと「ワイワイできること」がいいことのように感じてしまう昨今ですが、

何かと忙しない日々であるからこそ、落ち着くための機会は必要なのではと考えてます

甘茶かけてあげてね

 

そうそうなんで甘茶かけるのか

お釈迦様って生まれたときの伝承が色々ぶっ飛んでるんですよね

まず、生まれるにあたって

母親の右脇から生まれたとか言われてるくらいですから

母親が菩提樹の花を手に取ろうとしたときポロっと出たらしい

かと思えば、そこから立ち上がって7歩歩いて
天地を指さして

天上天下唯我独尊」って言ったらしいです

その時甘茶の雨が降ってきたらしいですよ

ほんまかいな・・・・

そういうことで甘茶かけるらしいです

なので甘茶かける仏像は天地を指さしています

 

天上天下唯我独尊っていうとすごく聞こえが悪いかもですが

「天の上にも天の下にも、唯、我独り尊し」といってます

この「我独り」各々、一人一人ってことです

 

「ヒャッハー!!俺の名を言ってみろ!」

 

的な奴ではありません

一人一人が尊い存在だという意味とされております

自分という存在が何者か分からなくなったら、

原点に立ち返ることも必要でしょう

自分なんて・・・と思いがちな人にこそ伝えたい言葉ですね

 

・・・これ本当は世紀末的な意味だったらどうしよう

モヒカンにでもするか

 

 

  今日の一字

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 一人一人が花ですよ

 

はじめました

こんにちは、こんばんは

常々色々考えております、ひよっこですがお坊さんの「ふにょふにょ」です
「ツルツル」ではありません

いや、まぁツルツルなんですけどね

歳を重ねるにつれてツルツル度合いが増すかなという恐怖を

師匠の頭を見る度に感じます

 

食べることが大好きです

お肉でも野菜でも好きなものは好きなのです

食べられることは幸せなことですぜ

 

運動が好きです

もともと運動音痴でしたが、人並みに動けるようになりました

 

 

さてさて、お坊さんがブログなんてと思う方いらっしゃるでしょうから説明しましょう

 

「お坊さんってこういうもの」って世の中の方々は思われてるでしょう

その「こういうもの」の概念は、意外と適当で曖昧ではっきりしてないと思います

でもお坊さんだって人間なのです

起きて働いて食べて寝て生活をしております

何かと嫌だなと思うことも普通にあります

人間である以上、感受性があることを記事を書けばわかるのではと

そういうのもあって書いております

(特殊な仕事の特徴でもあり、時間ができてしまうのもありますが・・・。

 

ヒヨッコなのでそこまで詳しいことは言えないですが、

ちょいちょい小ネタもはさんで楽しくいきたいですね